ホームページ開設企画 第1弾 3/5ページ
鳥居 学・・・いきなりそんな大きな話で(笑)と、思うんですけど、たまたまパリへ行く話が出ましたので、先輩(鳥井 信吾)にご挨拶を兼ねていろいろ話をお聞きしに行ったんです。その後知ったところでは、パリの18区というところが千日前とまっく同じような歴史をたどっていまして、モンマルトルの丘が殉教者の丘ということ。処刑場があって、その中心がサクレ・クール寺院で、墓地があって、それから歓楽街があって…
鳥井 信吾・・・まるで千日前と一緒やね。
鳥居 学・・・そうなんです。ムーランルージュなど歓楽街もありますし、また画家の広場、芸術の街でもあります。大阪には文楽と歌舞伎があり歴史的な背景があまりにも酷似しています。それでこれは提携せなあかんと思たんです。そうすると私の知人の娘さんがモンマルトルに住んでいて、折り紙の教室をやっていることがわかったんです。本も出版されています。さっそく連絡をしましたら、「鳥居さんそれは面白いですね」ということになりました。
その方は幼稚園同士の交流をやっておられるので、私が南小学校の外国人が増えていること言うと、文通ですね、レターの交換みたいな簡単な形で始めてみたらという提案をいただきましたので、それならばということで現在始めているところなんですよ。お互いの文化の発祥の場所を大事にしつつ大阪からそういうものを発信していけばいいかと。
鳥井 信吾・・・なるほど。それにしても鳥居さんが僧の道へ入られたのにはびっくりしましたね。(笑)なかなか出来ないですよ。これこそ本当の自由人、ものすごいことと思いました。お寺の家に生まれたらそれは当然ですが、ホールの支配人でビルのオーナーでしょ。それがパッと入っていかれたわけで、その上、弘昌寺という自分のお寺まで作られて。それが本山から承認されているわけですから。その行動力そのものが甲南的であるのかも知れませんね。
鳥居 学・・・それは、先輩(鳥井 信吾)の後押しもあるからで。
鳥井 信吾・・・甲南の素晴らしいところが出てますよ。
鳥居 学・・・そうです、甲南パワーです。
鳥井 信吾・・・怖いものがないというか。(笑)
— サントリーホールディングス株式会社は「人と自然と響きあう」という企業理念を掲げられていますし、お二方は秋篠宮文仁親王が総裁を務められる山階鳥類研究所に在籍されておられます。またサントリーグループ「地球環境との共生」では私も時々「サントリーの愛鳥活動」のサイト上で珍しい鳥の声を聞かせてもらっています。「水と生きる」では日本の素晴らしい「水」を守っていくために様々な環境活動を実現されていますね。
鳥井 信吾・・・例えば、ウイスキーはアルコールが43%で、あとは水です。ビールは5%がアルコールで95%が水です。ワインは12%?15%残りの約80%は水です。そしてウーロン茶とか緑茶の「伊右衛門」缶コーヒーの「ボス」なんかになってくると99%ぐらいが水なんですよ。