2019 年 4 月 21 日。甲南は創立 100 周年を迎えました。同窓会でも、母校の記念すべき節目を盛大に祝 いました。その創立 100 周年記念 甲南中学・高校「大同窓会」の様子を改めて振り返ってみました。
平成から令和へ元号も新たになったばかりの 5 月 25 日(土)。
2019 年度の甲南高等学校同窓会総会 並びに 創立 100 周年記念 甲南中学・高校「大同窓会」が、神戸 ポートピアホテル 大輪田の間で開催されました。
参加者は、ご来賓、恩師の先生方を合わせて約 500 名と過去最多。しかも、同窓生能楽師による特別上 演「石橋」に、現役 高校ブラスアンサンブル部による演奏、創立者・平生先生の生涯をまとめた動画コン テンツ(山内校長先生 制作)のお披露目と、 100 年の歳月をこの日 1 日 に濃縮したかのよう に様々な世代 の甲南が交流する 盛大な同窓会となりました。
まずは、開会前の会場準備 風景から。
同窓生の方々が営む酒蔵よりお借りした酒樽で築いた飾り付けに、上階から見た会場全景。何とも壮観 です。
参加者の皆様をお迎えする受付メンバーもこの人数。準備は万端です。
定刻の16 00 。 総会が始まります。
議事を進行する松井会長
挨拶の後、 広告・協賛金の実績報告と謝意を述べる奥谷実行委員長(平成元年 39 回卒)
ご来賓を代表してご挨拶いただいた甲南学園 吉沢理事長
吉沢理事長は、「100 年前 、 創立者・平生釟三郎は 、 知識偏重教育を愁い 、 ピアノの鍵盤のように1つひとつは異なる音色を持ちながら 、 それらが調和して1つのメロディーを織り成す・・・そうした個性を重んじた人物教育を目指した」と振り返り 、 創立 100 周年を迎えた今も 、 その理念は受け継がれ 多方面で優れた人材を輩出してきた と 述べられ 、 次の 100 年に向けて 、 さらなる飛躍を呼びかけられました。
そして、いよいよ大同窓会へ。
オープニングを飾るのは、日本の伝統芸能の能楽を今に継承する、同窓生能楽師の方々による奉祝の能 「石橋」です。
数々の銘酒で知られる阪神間や灘五郷の酒蔵の酒樽をバックに、躍動感あふれる奉祝の舞い。創立 100周年ならではの、オール甲南による演出です。
演じていただいたのは、次の方々です。
大 西 智 久 様(昭和 32 年 7 回卒、重要無形文化財総合指定保持者)
大 倉 源 次 郎 様(昭和 51 年 26 回卒、重要無形文化財総合指定保持者)
大 西 礼 久 様(昭和 61 年 36 回卒)
上 田 宜 照 様(平成19年年57回卒)
寺 澤 拓 海 様(平成30年年68回卒)
斉 藤 敦 様、山 本 哲 也 様、中 田 弘 美 様、寺 澤 幸 祐 様、今 村 哲 朗 様
続いて、松井会長のご挨拶
この日は、たくさんのご来賓、恩師の先生方にご臨席いただきました。
ご来賓 を代表して 久元 神戸市長からご祝辞をいただきました。
井戸 兵庫県知事、山中 芦屋市長(当時)から は ご祝電をいただきました。
続いて 、 ご 来賓 や 沢理事長 、 山内校長先生 にも 加 わっていただき 、 華 やかに 鏡開 き
乾杯のご発声は、昭和 26 年 1 回卒の市居 恒雄 様
本格的なジャズ演奏で会場を魅了した高校ブラスアンサンブル部の皆さん
山内校長先生は自ら制作した動画コンテンツ「平生釟三郎の生涯」をお披露目。
在校生のクラブ活動の活躍ぶりをまとめた動画も放映されました。
盛会の御礼を述べる奥谷実行委員長と平成元年39 回卒の皆様
そして、恒例となった全体写真。何度見ても圧巻です。
こちらも恒例の 校歌斉唱。江口 毅 様(昭和 61 年 36 回卒)、石川先生を中心にグリー部の有志がリード。文字 どおり 「五百の健児集ひては」 の迫力ある校歌斉唱となりました。
こうして、創立 100 周年の大同窓会は大盛会のうちに幕を閉じました。
次の 100 年に向けて、新たな一歩を踏み出した母校を支えるべく、同窓会も世代を越えたネットワーク で盛り上げていきたいと思います。